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第2回臨時・非常勤教職員等全国協議会 全国交流集会

2017/08/29

写真 全国から120人の仲間が参加しました。

写真 分散会で議論を深めます。

8月26~27日に第2回臨時・非常勤教職員等全国協議会 全国交流集会が開催されました。

泉雄一郎中央執行委員長があいさつし、日本教職員組合および全国の単位組合における臨時・非常勤教職員の運動について振り返りました。
そして、政府の働き方改革実行計画では民間の非正規労働者に関する法改正の方向性が示されるなか、人事院から国家公務員の臨時・非常勤職員の待遇改善に関する報告が出されたことをうけ、同等な内容を各都道府県の人事委員会に求めていくことが必要である、と述べました。
さらに、地方公務員法・地方自治体法が改正され2020年4月までに各自治体で整備を行うことから、交渉を強化する必要があると指摘しました。
この集会で学びあいパワーアップし、秋の確定交渉に備え、待遇改善の契機にしていただきたいと集会参加者へ呼びかけました。

川添まゆ美全国協議会議長があいさつし、臨時・非常勤教職員等の全国集会が前身を含めて21回になることにふれ、これまでのとりくみの積み重ねについて述べました。
そして、正規か非正規か、ということには関係なく、一人の教職員、労働者として日々子どもたちのために働いているという思いを語りました。
日本教職員組合が実施した「臨時採用教職員等に関する調査」でも様々な課題が浮き彫りになり、今後もたくさんの人と連携して処遇の改善をめざしていくと意思表明しました。
私たちの運動が子どもたちの未来を守ることにもつながることから、集会に参加してつながりを持ち前進する力に変えていこう、と呼びかけました。

山本和代 連合副事務局長兼非正規労働センター総合局長は、「すべての働く者の処遇改善をめざして~非正規労働者の課題と連合のとりくみ~」について報告しました。
そのなかで、任用期間に空白期間を設けることは脱法的な運用であると厳しく指摘し、法制度を上回る労使交渉をすすめることの重要性について説明されました。

参加者は11の分散会に分かれ、当事者としてパワーアップし処遇改善へとりくむために、情勢報告や意見交流を行い議論を深めました。

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