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子どもたちにゆたかな学びを 第153回中央委員会

2009/11/18

子どもたちにゆたかな学びを 第153回中央委員会

2009年11月18日

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11月17日、社会文化会館において、第153回中央委員会が行われました。

中村讓中央執行委員長はあいさつで、
「鳩山総理は『みんなの居場所づくりを』という言葉をよく使う。私たちは『子どもの居場所づくり』『子どもに寄り添う』ということを念頭に、家庭や学校・社会から疎外された子どもたちの立場に立っての実践をしてきた。これは忘れてはならない価値観である。同時に、今私たちは『子どもたちの出番』づくりにとりくむ必要がある。学級で、学校で一人ひとりの『子どもたちの出番』づくりを意識し、将来の社会参加へつなげ、参画型の民主主義社会を共に創っていきたい」
と語り、また、
「国民の価値観が転換してきている。『平和・人権・環境・共生・共助』の価値観を広め、『教育を中心とした民主的な社会』づくりにむけて、一歩踏み出していきたい」
と、社会的対話の必要性を訴えました。

討論では、新学習指導要領の実施ついて、
「中学校の理数の授業時間数が増加されているが、教員が足りない」
「小学校2年生で6時間授業の日をつくらないと追いつかない」
「小学校での外国語活動について、英語の知識・技能の習得が目的ではないと指導要領ではうたっているが、保護者は『英語が話せるようになる』と思っている。このギャップは埋まらない」
「学校でやることが増えすぎて、作文に『心が破裂しそうだ』と書く子どもがいる」
など、問題点を指摘する発言が相次ぎました。

また、現在の新規高校卒業者の雇用状況について、
「求人は今までの半分、内定は3分の1、これは非常事態である。3人に1人しか就職できない現状だ。卒業して一旦非正規雇用になってしまうと、正規雇用につくのは難しくなってしまう」
との発言もあり、雇用不安に対する対策の必要性が浮き彫りになりました。

最後に、『子どもの学ぶ権利を保障し、教育の機会均等を求める特別決議』を採択し、中央委員会を終了しました。

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第153回中央委員会特別決議

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